ケミカルメスシリンダー１００ml

ガラス製のメスシリンダーはJIS規格で「計量器」としての精度が規定され、なおかつトレーサビリティも可能なものもありますので、商取引でもお使いいただけるような制度ができています。

一方プラスチック製のメスシリンダーは「安価である」、「割れにくい」という特長はあるものの、反面、樹脂を射出成形しているため、成形時に収縮する、季節変動でも収縮膨張するという本質的な問題を持っています。プラスチック製の安価なメスシリンダは成形時の収縮、並びに寒暖による収縮・膨張を考慮すると、数パーセントの誤差を持っています。誤差にはプラス目、マイナス目がございますので、たとえばプラス目の誤差を持った100mlのメスシリンダーで計量し、これをマイナス目の１リットルのメスシリンダーに注いだ場合、10ml程度の誤差は生じる可能性がございます。これはメスシリンダーだけではなくプラスチック製容器全般の問題と言えます。

プラスチック製のメスシリンダーをお使いの際は上記のような誤差が生じることをあらかじめご了承いただきますようお願いいたします。

もし、精度を重視したメスシリンダーを御希望の場合は、ガラス製のメスシリンダーも取り扱っておりますので、お申し付けください。