サラリーマン生活を終える年の元旦にダンナは思った、「自転車で世界を旅しよう! 」 。
折りたたみ自転車に乗り始めて2年目のカミさんに「一緒に行かないか?」 と誘ってみた……。
500日の旅で、訪れた国は24カ国、走行距離14,200km。
「ちっとも楽しくない! 」とカミさんにぼやかれながら、ニュージーランドの小学校の校庭の片隅にテントを張り、タスマニア島で東日本大震災を知る。ボランティアのために一時帰国し、次はヨーロッパへ。オランダでカミさんが迷子になり、古都イスタンブールの路地で2人が迷う……。何があっても、いつも誰かが手を差し出してくれる。
南米ではアンデス高原を疾走し、アルゼンチンの青年達と4人旅。向かい風のなか荒涼とした砂利道を走り、結婚記念日の食糧はピーマンと人参。パラグアイの日本人移住地を訪ね、日系人が共同経営するブラジルの農場で16日間の農作業……。 夫婦の旅を支えたのは、各国の人たちや日系人、サイクリスト達との出会いだった。
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