KOKKO 「国」と「公」を現場から問い直す情報誌 57(2024.11)

出版社:日本国家公務員労働組合連合会
発売日:2024年11月
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内容紹介
第1特集 公務員を増やし公共の再生へ
望月衣塑子/前川喜平/竹信三恵子/中野晃一
●政府が公務員減らし半減
政府は2024年6月28日、国家公務員の定員削減に関する閣議決定を10年ぶりに変更しました。5年で10%としてきた定員削減の割合を5年で5%に半減したのです(本誌の笹ヶ瀬論考031ページ参照)。私たち労働組合が国家公務員の増員を求める国会請願を採択させるなど、とりくみの成果が確実に反映されたものと言えます。第一特集では、こうした閣議決定が行われる前の6月9日に開催したシンポジウムを採録し、公務員減らしの流れを抜本的に転換して公共を再生するにはどういったとりくみが必要なのかを考えます。

第2特集 中途採用の国家公務員
●多様な人材が活躍できる職場環境とは
「公務員離れ」が叫ばれ、国家公務員においても、志願者の減少、若手職員を中心とする離職者の増加が顕著です。人事院は今の状況が続けば「国民の安全と生活を守る行政サービスの維持も困難となる」と述べています。新卒だけでは人員確保が難しく、各府省は中途採用(選考採用)枠を拡大し、人事院も経験者採用試験の拡大や経験者採用職員に対する定着支援を打ち出しています。
一方で、すでに職場で働き始めている中途採用の職員は、十分な研修や周囲のサポートがないまま現場に放り込まれ、大変な苦労を強いられていると言われます。中途採用の国家公務員がその経験や能力を発揮して公務職場に定着し、さらに公務の組織を良い方向へ変えていくために何が必要なのか。職場の実態や当事者の声から考えます。

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