

朝鮮人ハンセン病患者は、どのような経緯で発病し、どのように遇され、いかなる生を、ここ日本の地で送ってきたのか。また送っているのか。そして、送ってこれなかったのか。在日朝鮮人ハンセン病患者が辿ってきた道のりと生き様を、在日三世の著者が、各地の療養所を訪れ、そこで暮らす朝鮮人患者への聞き書きと、朝鮮人患者団体や各療養所で発行されている機関紙・誌などの記録を通して、明らかにし、彼ら彼女らの歴史と現在を浮き彫りにする。各療養所の年報を丹念に調べあげ、各年度の朝鮮人入所者数を資料としてまとめている。
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