

この本は、不登校など苦しい体験を脱した12組24人の親子の体験談集です。
進路に悩みや迷いを抱えていた10代半ばの自分自身を12人が語っています。
みんな不登校、いじめ、心の病、病気、進学先への不安などを体験しました。
その体験も気持ちの整理ができ、今では話せるようになりました。
「話せるようになったんだったら、克服できているんだよ」と先生から言われ、
気持ちが楽になったと言う人もいます。
親としてわが子の悩みや迷いに寄り添った12人がそのときの気持ちを語っています。
「娘が不登校を乗り越えて新しい目標を見つけていく姿に、正しい道は一つではな
いと教えられました」と気づいたお母さんがいます。
常識やモラルにしばられ、正しい答えは一つだけだと思い込んでいたと言います。
「周囲と違った道を歩むことは、不安でいっぱいでした」と思い返したお母さんもいます。
親子で語る未来予想図も、お互いを認め合った等身大のものです。
【出版社からのコメント】
小社は通信制高校やサポート校などへの進学を考える生徒・保護者を対象とした
「通信制高校・サポート校合同相談会」を開催しております。
合同相談会では、各校の先生たちが個別に進路相談を行うかたわら、
小社の担当者が在校生や卒業生を会場でインタビューする「体験談を聴く会」も併せて行っています。
この聴く会が、来場された中・高校生や保護者の方々に好評を得ていることから、
これらの生の声を一冊の本に取材・編集する運びとなりました。
未だトンネルの先にある光が見つからない子どもたちのために、
聴く会では語りきれなかったエピソードを詳しく紹介します。
生きづらさを感じ、悩み、苦しみ抜いて、通信制高校やサポート校にたどり着き、
世界観が変わった体験者たち。
その忌憚のない語りには、強さと優しさがあります。
本当に大切なものは?
「自分らしく生きる」とはどういうことか? そのために必要なことは何なのか……。
その答えが読後に見えてくる1冊です。
※本データはこの商品が発売された時点の情報です。
