企業は実に多くの投資活動を行う。M&A、マーケティング、CRM、…だが、果たしてそれは適切な投資だろうか。得られる効果は、見えているだろうか。マーケティングの効果は見え辛く、ともすれば無駄を生みがちである。一方では、M&Aでの買収価格や企業の時価総額が適正かどうかを測るのも容易ではない。市場環境が激変する今日、企業評価やマーケティングの信頼に足る指針が、どこにも見当たらない。本書は、その問題を解決する。「顧客価値」を可視化することで、マーケティングの投資対効果を明らかにするばかりか、M&Aや投資判断の際のバリュエーション、商品プランニングや組織設計まで、経営のダイナミックな革新を可能にするのだ。しかも、本書のアプローチはシンプルで実践的だ。難解・複雑な過去の評価手法はビジネスの現場では役に立たないが、ここで示されるフレームワークは、ビジネスマンや個人が今日からでも利用可能である。
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