生涯“一編集者”として生きた著者の、編集、出版、そしてジャーナリズムへの視線とは。人と人とのつながりに基づく家業としての編集を原点とした、不朽の出版論の集成。
「本巻で粕谷さんが評価する出版社は、どれも「少数の編集者集団」ばかりである。人間の手が届くスケールで仕事がされている。経営的には確かに困難だろうが、現代でもこういう小出版社が、出版の基底にあることは間違いない。粕谷一希さんという保守主義者が守る伝統は、この「小さなものを大事にする」志といってもいいだろう。」(川本三郎氏)
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