

日々、顧客と接している保険会社や共済の実務担当者にとって、個別に発生する実務上の問題や運用について具体的にどのように対処したらよいか悩まれることも少なくなくないと思われます。
本書は、損保や生保の保険実務の現場で実際に起きる様々な疑問や相談事案、さらには契約者や被保険者からの苦情やトラブル対応について、保険理論を中心に問題点を分析・解明して正しい実務処理の指針を提示することを目指して解説を進めています。
本書で取り上げた項目は、「I損害保険契約」「II生命保険契約」「III傷害疾病定額保険契約」「IV保険業法」に編成をし、契約締結時の問題、保険金支払に関わる問題、保険運用・制度上の問題、高度障害保険やがん保険、保険業法の特有な問題や課題などについて、それぞれ具体的な設問と解答による"Q&A方式"により、保険法をめぐる理論を基にして、さらにこれまでの様々な関係論文や重要判例も詳細に織り込んで、解釈と実務処理の最新の内容と実務ポイントを理解しやすいように書き下ろしています。
本書の執筆者は、大学における保険法の研究者、保険事件を扱っている弁護士、保険実務家など計19名がそれぞれ専門領域の解説を担当しています。本書は、保険法における理論と実務との架橋の役割を果たし、保険相談、契約締結、保険金支払などの実務を担当される方々にとって、保険法の理解を深め実務処理の指針となる座右の書として役立つ一冊です。
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