

郡山遺跡は仙台市内に所在する古代官衙遺跡。同じ場所に方向を違えて建てられた1期官衙と2期官衙が存在する。長年の調査成果から、1期は城柵、2期は多賀城創建以前の国府の機能を果たしていたと考えられる。とりわけ2期官衙の中心部にある石組池を中心とする遺構群は、当時の都である飛鳥地方のものと類似し、中央政権との強い結びつきが想定される。「地域の個性をあらわすシンボル」「未来を見通す望遠鏡」である遺跡の過去・現在・未来を、最新の発掘データをふまえ、1冊に凝縮する。
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