「引きこもり」110万人超。約半分が若者で、約半分が働き盛りの人です。なぜここまで増えてきているのでしょうか。著者はカウンセリングを通じて、その原因のほとんどは「両親との関係性」にあることを発見、決して子供だけに焦点を当てる問題ではないと言います。それを示すのがタイトルにある「令和のヤマトタケルらに捧げる地図」です。
「引きこもり」の解消は本人が自立し幸せな社会生活が送れるようになることです。しかし様々対策がなされる中、なぜ増えているのでしょうか、それは日本自体が「引きこもりを生んでしまう病」にかかっているだと指摘し、その理由も仮説を立てて説明しています。
ではどうするか。
著者は言います。日本という体に「美しい血液」を取り戻すより他、方法はないと考えています。そして、その「美しい血液」は、四季を愛し、山や川を愛し、自然の一部として、大地と調和して生きる精神であり、武士道精神であり、そして、無私の天皇をいただく国として、米を大切にし、清く明るく、お互いを家族として支え合う精神です。それは、取りも直さず日本という国に、「国家理念」を取り戻すための一大事業といえます、と。
それが「令和のヤマトタケルらに捧げる地図」なのです。
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