

嘘がない。歌に表されている愛、感謝、信頼、まことが、大村勝之という人そのものなのである。口ごもったり、照れたりすることもない。そのままを書く。そのそのままの気持ちが、男、人間の本来持つべき心だと感ずるようになった。
さらに、私はいままでの日本の詩歌史までを疑うようになった。長い間、人間の気持ちを書き続けて来た詩歌史が、これほどまでの男の母や妻に対する愛と感謝、信頼、まことを表したことはない。何故なのか、と。
とすれば、大村勝之さんは、最初の愛のうたびとではないか、と。
(草壁焔太 跋文より)
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