スパイスハンターや調香師として活躍するシャンカール・ノグチさんが、ビールと相性抜群のカレーやスパイス料理を紹介するレシピブックです。
インドカレーやスパイスカレーの名店が次々と誕生している昨今、自宅でもルウ任せにせず自分でスパイスをブレンドしカレーをつくって楽しむ人が増えています。それは、麦芽、ホップ、酵母、副原料の組み合わせでさまざまな味や香りを醸し出すクラフトビールにも共通するポイントです。カレー&スパイス料理とクラフトビールを組み合わせて、新たなおいしさを発見することを目的としたのが本書です。
クラフトビールを扱うスパイスカレー店が増えたり、インドの漬物「アチャール」がつまみとして認知されてきたりと、スパイスとビールとの関係が新たに注目されています。それらを背景に、両者の理想の組み合わせを追求しました。
ビールの銘柄別に、カレーやスパイス料理のレシピを32通り紹介。IPAや酸っぱいビールとの相性、話題の植物肉を使ったカレー、ラム肉のスパイス料理などさまざまなペアリングが登場し、ビールと料理の組み合わせのポイントも明記しています。また、カレーやスパイス、ビールにまつわるコラムも掲載、クラフトビール、スパイスカレーを多角的に捉えています。
食材やスパイス、ビールの銘柄は、なるべくスーパーで手に入るものを揃えました。共通して使うスパイスも多いので、さまざまなレシピを試すことができます。
<ペアリングとは?>
ビールの文脈では、ビールと料理との組み合わせを指す言葉であり、ワインのマリアージュに相当します。ビールは食事を通して楽しめる「食中酒」としてふさわしいお酒ですが、まだ一般的には「はじめの一杯」のイメージが強く残っています。ビール専門誌『ビール王国』では2013年の発刊以来ペアリングの普及に注力し、「食中酒としてのビール」をさまざまな企画で提唱してきました。本書はビール王国のこれまでの知見や経験を生かした、日本ではまだ珍しい「ビアペアリングの本」となっております。
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