本書の特徴は、国の教育指針に沿うとともに、薬剤師国家試験のガイドラインで要求されているほとんどすべての疾患を選び、それに関して臨床症状と治療に使われる繁用薬物についてそれぞれの専門家により解説されている。また、臨床現場における薬物治療に際して必要とされる最新の知識を盛り込んだ。中でも薬理遺伝学に基づくテーラーメード的薬物療法の概念や医薬品の適正使用、など医学領域や薬学以外のパラメディカルでの教育、訓練にも役立つ情報が満たされている。また、薬剤疫学や市販後調査など大学教育のみならず製薬企業における教育、訓練などにも有益な情報を提供している。さらに、輸液療法、癌疼痛治療、妊娠と薬剤について、最新の情報をもとに解説されている。薬学生、医療関係者の教育と卒後教育に必要な最新の知識が医学、薬学の専門家によりコンパクトにまとめられている。
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