

改訂学習指導要領では、それまでのアクティヴ・ラーニングからより明確に視点を示して、「主体的・対話的で深い学び」の実現をすべての教科に求めています。英語科として子どもたちにどう「主体的・対話的で深い学び」を保障していったら良いのでしょうか?「深い学び」のためにはまずそのような学びにつながる内容ある教材を用いることが大切です。
さらに「主体的・対話的な学び」を保障するためには教材の扱い方と発問の工夫が求められます。文科省の説明には「学ぶことに興味や関心を持ち」「子供同士の協働」「思いや考えを基に創造したりすること」が述べられています。
まず、私たち英語教師は子どもたちが興味や関心を持つような内容のある教材を用意しなければなりません。英語で書かれていればそれだけで英語の教材であるかのように考え、教材の内容を深く吟味することなく子どもに与えてしまう傾向がありますが、それでは「深い学びを」を保障することはできません。
さらに子どもたちに、「対話的で協働的な学び」のための授業方法を取り入れることによってこそ、子どもたちの学びを深めることができます。一方、授業を創造的なものにしていくためには、単に「協働的な学習」の授業形態を形の上で取り入れるだけでなく、内容ある教材で、発問を工夫することがなくては「深い学び」を保障することはできません。
英語科の特質を生かした「主体的・対話的で深い学び」を実現させるために、特に「教材のあり方と扱い方」、「発問の工夫」に焦点を当て、それらを検討し、いくつかの特徴的な実践を紹介します。
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