

「木口木版画」とは、輪切りにしたツゲなどの木材を「版」にした木版画技法の一種です。18〜19世紀にかけてヨーロッパで書籍の挿絵として広く用いられました。通常の木版画と異なり、極めて精緻な絵柄が刷れることから、現在でも愛好家は多く、広く関心を集めています。
本書はそんな木口木版画の基本的な彫り・摺りから、本格的な作品制作の仕方、通常の木版画との併用や100円ショップなどで買える道具や材料を用いた制作方法など、これから始める方はもちろん、制作経験のある中級者以上の方、そして普段は通常の木版画を手掛けている方にも参考になる「実践的な技法書」です。この1冊があれば手軽に始められるので、作品制作、版画集制作、ワークショップ等にも活用できます!
国内唯一の版画専門誌『季刊版画芸術』の好評連載の再編集。
※本データはこの商品が発売された時点の情報です。
