

戦後80年――日本の国家としての統合において、“皇室”が果たしてきた役割とは。
昭和21年、A級戦犯容疑をかけられ老齢・持病のため自宅拘禁中の大言論人・徳富猪一郎が、日本の歴史において“天皇”“皇室”が果たしてきた役割を渾身の力で語り下ろすも、当時の時代状況下で公にできず、昭和28年の私家版のまま埋もれていた幻の“遺言”の書、遂に刊行。蘇峰の敗戦後の著作には『頑蘇夢物語』(『終戦後日記』として刊行)があるが、敗戦の原因と占領という現実にも言及した本書は、いよいよ国の将来を憂う真情に溢れている。
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