

憲司は大学の卒論を書くための資料探しに東京・神保町の古本屋に向かった。そこで、店から勢いよく出てきた女性とぶつかってしまい、彼女の落とした帽子を拾ったことから憲司の人生は思わぬ方向に転がり出す。『赤毛のアン』が大好きで英文学専攻だったのに弁護士になった桜野杏、法科大学院で優秀な成績をとりながら法曹の道をあきらめた柚木警部補、デモ隊と首相官邸を両にらみする国防省の石田…それぞれの選択が交錯していく「もしも」の世界。いつか、これは本当のことになるかもしれない。
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