

生まれたての感情を奏でる
かけがえのない瞬間を軽やかに閉じ込めた歌の数々。
日常と非日常と切なさと幸福が、渾然一体となって輝く。
(東 直子?)
【5首】
旅客機の窓はきらめくそれぞれのパーパス・オブ・ユア・ヴィジットをのせ
君の背にロールシャッハが咲いていてそれでも好きと思えたら夏
スーパーで出くわすような気まずさと夜の校舎のような嬉しさ
日々のバカ 開きっぱなしの踏切でほとぼりが過ぎ去るのを待って
サササドリと母が呼んでる鳥がいてたぶんこれだな、サササと走る
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