旅の目的は雑貨の買いつけ。チェコ、ハンガリー、ルーマニアへ年に2回、1人で行く。探すのは日に焼けたノートとか、古ぼけたボタン、錆びたおきものなど。「あの人なら持っているかも」と聞けば(蚤の市や道中で教えてもらうことが多い)、紙の切れ端に書いてもらった地図を頼りに訪ね、見せてもらう。そんなことを続けて20年。その間、EU加盟、オンラインサイトの盛り上がりなど、東欧をめぐる状況も大きく変わってきた。古物雑貨を通して見えてくる東欧の暮らしと、古物雑貨への情熱がもたらすマニアックな“好き”の物語。
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