問題なのは「ピーク・オイル」による石油産出量の減少ではなく、それによる「経済パニック」である。すでに世界では、原油価格は高騰をつづけ、残された石油資源の争奪戦が始まっている。本書は、英国の地質学者であり、巨大石油企業のコンサルタントとして石油探査をしてきた著者が、現在、調べられる限りのデータ・資料と専門的分析をもって、石油業界が隠しつづける「ピーク・オイル」の真実を明らかにし、そして深刻化する地球温暖化・異常気象による世界経済への影響をも示しながら、代替エネルギーの技術的・経済的可能性をダイナミックに論じた、欧米で話題騒然の書である。
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