学問や出版を生業とする女性9名が、自身の原点である「母」のこと、そして、母と娘特有の心的距離について、さまざまに綴ったエッセイ集。「学び」の根について考える。装丁・挿画は南伸坊氏。
【著者略歴】
(掲載順)
田中典子
言語学博士/語用論/清泉女子大学教授/著書に『プラグマティクス・ワークショップ―身のまわりの言葉を語用論的に見る』(春風社、2006)ほか
森谷裕美子
政治学博士/文化人類学/跡見学園女子大学教授/著書に『ジェンダーの民族誌―フィリピン・ボントックにおける女性と社会』(九州大学出版会、2004)ほか
堀真理子
英米文学・演劇研究/青山学院大学教授/著書に『反逆者たちのアメリカ文化史―未来への思考』(春風社、2019)ほか
福田須美子
教育学・女子教育研究/相模女子大学名誉教授/著書に『つながりあう知―クララと明治の女性たち』(春風社、2009)ほか
栗原詩子
芸術工学博士/音楽学/西南学院大学教授/著書に『物語らないアニメーション―ノーマン・マクラレンの不思議な世界』(春風社、2016)ほか
金縄初美
文学博士/文化人類学/西南学院大学教授/著書に『つながりの民族誌―中国摩梭(モソ)人の母系社会における「共生」への模索』(春風社、2016)ほか
山田英美
臨床発達心理学/山梨大学名誉教授・身延山大学名誉教授/著書に『幼児キャンプ―森の体験・雪の体験』(春風社、2001・2004)ほか
橋出たより
文筆家・詩人・エッセイスト/著書に『こども歳時記―母と子で読む日本の四季』(第三文明社、2014)
石橋幸子
学術図書出版社 営業部長/著書に『人生の請求書』(春風社、2014)
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