本の雑誌 2024-12

出版社:本の雑誌社
発売日:2024年12月
キーワード:本の雑誌2024−12 ほんのざつし2024ー12 ホンノザツシ2024ー12
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内容紹介
特集:あの頃、君は読んでいた。

昭和がブームらしい。音楽もゲームもファッションもレトロな昭和感が席巻しているらしいのだ。では本は? というわけで本の雑誌12月号の特集は「あの頃、君は読んでいた。」。七〇年代、八〇年代を代表する作家が続々登場する紅白懐ノベ合戦!座談会から、ナウでヤングなあの頃の若者読書、片岡義男とW村上のぼくのために書かれた小説にパソコン雑誌二景、Z世代の昭和流行本体験記に学生運動と小説、そして嘘か真かのレジが火を噴く驚愕のアンケートまで、本と雑誌と昭和な時代を検証する特集なのだあ!

そしてもうひとつが9月に67歳で亡くなった茶木則雄氏の追悼特集。大森望「人間味と熱血の人」、宇田川拓也「師匠のこと」ほか、6人の仕事仲間、知人による追悼の言葉、そして目黒考二の『帰りたくない!』文庫解説再録と『帰りたくない!』所収の「帝王のゴミ出し」を掲載しました。「ろくでなしだが人でなしではない」茶木則雄氏を哀悼する緊急特集です。

新刊めったくたガイドは、柿沼瑛子が『町の悪魔を捕まえろ』の真相に背筋をぞわぞわさせれば、石川美南はハリネズミが道路を渡る? 中国東北部発の奇妙な成長譚をオススメ。大森望が藤井太洋『マン・カインド』をあっという間に一気読みすれば、酒井貞道は辻堂ゆめ『ダブルマザー』は素晴らしいバディものである!と断言。松井ゆかりが高瀬隼子『新しい恋愛』の切れ味に唸れば、東えりかはニューロマイノリティによる新たな読み解き方でムーミン世界に共感。そして本の雑誌チームは西村亨の孤独な魂の叫びで私小説ロスをぶっ飛ばす! さあ、『孤独への道は愛で敷き詰められている』で三つのロスを埋めてくれぃ!

今月の図書カード三万円使い放題!には『ともぐい』の直木賞作家・河崎秋子が登場。丸善日本橋店を狩場に自腹上等でもりもり買った本は薬の事典からサブカル本まで21冊! 沃野に放たれた小説家が買った本は34ページだ。そして今月から須賀典夫・井上荒野夫妻の新連載「メオト暦」がスタート。八ヶ岳で暮す古本屋と作家の夫婦による田舎暮し上下二段エッセイ。今日はもう仕事はしない、がうらやましい! さらに今月は黒い昼食会が「賞金よりお菓子だ!?」と書店の本音を激白すれば、読み物作家ガイドで高頭佐和子が藤野千夜の「あなたがそのままでいられる」10冊を紹介。堀井憲一郎が星新一は中学時代にどれくらい読まれていたかを検証すれば、岡崎武志は20年ぶりに『本屋さんになる!』を再読! さあ、あなたの中学時代は何年前? あの頃、なにを読んでいたかを思い出しながら本の雑誌12月号で、懐かしの時代へタイムスリップしよう!

※本データはこの商品が発売された時点の情報です。