

過剰診断と過少診断に揺れる診断バイアス、臨床現場のきわめて限られた患者層を対象とした有効性のRCTエビデンス、治療コンセンサスの確立がない現況で治療環境の社会的変化もなく短期間に繰り返し改訂される学術団体のガイドラインなど、双極性気分障害の治療戦略は今、大きく揺れている。本書は、エビデンスの対象となりにくい多彩な患者群や標準的な治療ガイドラインではうまく治療できない患者層の治療戦略を考える際に有用となる、各治療薬の作用イメージと世界で公表されているガイドラインのエッセンスを視覚的に要約したガイドブックである。
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