化学剤、生物剤、放射線・核、爆発物による災害はテロに限らず、工場内の事故、交通事故、自然災害に起因する様々な災害が発生し得る。またテロを警戒すべき大規模イベントは定期的に予定されている。
本書は、これらの災害に備える消防が知っておきたいCBRNE特殊災害の基礎知識について分かりやすく解説。また、サミットや東京2020五輪を経て見直された消防本部の注目の最新マニュアルも詳細に紹介した、消防必読のテキスト。
【CONTENTS】
Chap01
災害現場活動の基礎知識
消防本部の対応部隊&新マニュアル
Chap02
個人装備
C(化学剤)災害対応検知機器ガイド 岩熊真司
E(爆発物)からの防護
NR(核・放射線)災害対応検知機器ガイド 富永隆子
N・R災害の検知と搬送方法
CBRNE災害対応の車両
Chap03
CBRNEの基礎知識
サリン、ノビチョク、硫酸「吸入」と
「経皮吸収」の違いを考える 濱田昌彦
消防はCBRNE災害にどのような対応をすべきか 伊藤克巳
楽観的・希望的対処を排し、最悪の事態に備えよ 井上忠雄
C軍用化学剤の基礎知識 井上忠雄
N(核)・R(放射線)テロ災害の最新動向と基礎知識 富永隆子
N(核)・R(放射線)テロ災害に対し、消防は何をすべきか 富永隆子
B(生物剤)テロ災害の最新動向と基礎知識 齋藤智也
生物テロの特徴と対処 見えない恐怖との戦い
日本での爆発物テロ生起の可能性 中村 順
国際テロの潮流 河本志朗
災害医療のCBRNE対策 阿南英明
現地調整所の運営と多機関連携 奥村 徹
自衛隊 原子力災害派遣部隊長が語る
実戦で初めてわかった教訓 岩熊真司
『陸自CBRN対処部隊』の視点 松原泰孝
Chap04
CBRNE災害 実践対応 【訓練編】
CBRNE木更津モデルが始動!
ソフトターゲットを狙ったテロ想定
新CBRNEトリアージ法を実践 横浜市消防局
NBC災害対応に役立つ小技集
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