

本書で展開されるのは、「性」に仮託した独特の文明論である。細胞と細胞を結びつける現象として始まった性は、やがて個体と個体を結びつけるものとなり、その結果として、来るべき人間の社会は、コンピュータ・ネットワークで緊密に一つに結び合わされた超生物(スーパーオーガニスム)となる。動物たちの示すさまざまな行動や現象を紹介し、その起源をたどりながら、人類も動物界の一員として、逃れがたくその枠組みの中にあることを述べ、その枠組みの中で、人類の今後の運命までも予言している。
※本データはこの商品が発売された時点の情報です。
