昭和天皇とラストエンペラー 溥儀と満州国の真実/波多野勝

著:波多野勝
出版社:草思社
発売日:2007年06月
キーワード:昭和天皇とラストエンペラー溥儀と満州国の真実波多野勝 しようわてんのうとらすとえんぺらーふぎと シヨウワテンノウトラストエンペラーフギト はたの まさる ハタノ マサル
関連商品リンク

内容紹介
昭和七(一九三二)年三月一日に成立した満州国は、僅か十三年余で消滅した。大陸にかけた人々の理想は雲散霧消し、日本の敗戦で多大な犠牲者が出た。大清帝国復活を望む溥儀を担ぎ、新国家建設をめざす関東軍がつくりだしたという満州国。それは本当に傀儡国家だったのか。昭和十(一九三五)年と十五(一九四〇)年の二度の訪日後、国民に向けた詔書に溥儀自ら手を加え、天皇との精神一体化を強調したのはなぜか。建国神廟に天照大神を祀ることに執心したのはなぜだったのか。訪日中の昭和天皇、各皇族との交流に着目、外務・陸軍省史料をもとにこれをたどり、溥儀の真意を読み解いていく。新たな視点から溥儀と満州国の実像に迫った意欲作。

※本データはこの商品が発売された時点の情報です。