第一人者が思考し続けた、社会の未来とは??
「……お世話になり影響をうけた多くの先生、先輩、友人に感謝しつつ、マルクスの『資本論』にもとづき、現代世界をいかに理解し、未来になにを期待するか、私なりに興味をもって学びとり、いまだに少しでも研究や思索を深めたいと願っている諸問題を再確認してみるのもよいかと思うにいたった。」(本文より)
日本におけるマルクス経済学の歴史だけでなく、ひとりの経済学徒として見てきた世界と現実を克明にえがき、最後まで見続けた経済学の行く末をも語る。まさに畢生の書。
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