東洋の瞑想とキリスト者の祈り/アントニー・デ・メロ/裏辻洋二

著:アントニー・デ・メロ 訳:裏辻洋二
出版社:女子パウロ会
発売日:1993年
キーワード:東洋の瞑想とキリスト者の祈りアントニー・デ・メロ裏辻洋二 とうようのめいそうときりすとしやのいのり トウヨウノメイソウトキリストシヤノイノリ で.めろ あんとに− DE M デ.メロ アントニ− DE M
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内容紹介
実践的なエクササイズと祈りを中心にして、読者を念祷の世界に案内する手引き書。「知覚を意識する」「幻想を用いて祈る」「心で祈る」とい3部仕立てで、様々なエクササイズと祈り方を手引きする。全部で46のエクササイズと祈り方は、それぞれに実践を助ける指示を付して読者をサダナ的瞑想の世界に導いている。著者によれば、人間には自然的な知性や心に加えて「神秘的知性と神秘的心」が与えられているが、この「神秘的能力」ないし「直観能力」は通常未開発のままである。これを開発して神と深く交流したければ精神と心を沈黙させることと現在を把握してそこにとどまることを学ばねばならない。感覚を意識するのはそれが沈黙に至るに有益なうえ、現在にとどまる最良の策だからで、感覚を意識することを通じてことばもイメージも抜きで「形のない現実」「ただの空白」としての神を観ることを覚えていく。しかし知覚を意識するのは、それ自体神を意識することでもある。「すべてのものの父である神は唯一であって、すべてのものの上にあり、すべてのものを通して働き、すべてのものの内におられる」(エフェソ4:6)のであるから、わたしたちの体や感覚の内にも神は働いており、神はおられるからで、知覚を意識するエクササイズによって、体の知覚のみならず身近な物をはじめ、この世界のあらゆる物事の経験が、神と親密に交わることでもあることに目覚めさせられ、「神は日常性のただ中に見られるという受肉の秘儀の重大な一側面」を日常的に感覚の神秘を通じて悟る生活に招き入れられる。

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