

現在知られている有機化合物の数は、1200万種以上にもなる。また、これらを合成するための反応も250万種以上あり、厳選されたものでも3万種近い。これらの数値だけをみると、気が遠くなってしまいそうである。しかし実際には、有機化合物を合成するために用いられる反応には共通点が多く、限られた数の反応様式に分類することができる。本書は、基本的かつ代表的な有機反応をその反応様式ごとに分類し、それらの反応メカニズム(反応機構)を有機電子論の立場から平易に解説したものである。
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