本書は、大学で人文科学を専攻する学生や広く人文科学に興味をもつ一般読者の方々を対象として、人文科学の今日的状況を理解する手がかりとなるよう編纂したものである。ニーチェに始まり、デリダで締めくくられる第1部は、ヨーロッパを中心とした人文科学の大きな流れを示したもので、それぞれ人文科学の現在を理解するのに欠かせない人たちである。また、第2部は、数は少ないが日本における重要な人々を取り上げた。原典からの長めの引用は、再解釈に依らずに原典に基づいて直接これら個性的な思索を味わってほしいという願いから出ている。
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