

イングランド一国史観を超えて、ブリテン諸島諸地域の構造的関係を視野に、政治、経済、社会、文化の変容を描く画期的通史。一四・一五世紀、国の民というアイデンティティを生む二百年。第五巻では、一二七二年のエドワード一世のイングランド王即位から一五〇九年のヘンリー八世の王位継承までの激動の時代をあつかう。この時代は、イングランド、スコットランド、アイルランド、ウェールズに「国の民」としての自覚が生まれた中世から近世への「転換の世紀」であった。その大転換を、政治・文化・経済・社会・宗教などの多角的な視点から立体的に描く。
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