

本書の第1部では、事故との関係で人間行動を説明した心理学的モデルと事故傾性の問題を扱います。第2部から第4部までは交通行動に関する諸研究をまとめています。ドライバーの情報摂取にかかわる注意や知覚の分野は研究が進んでおり、運転にとっても重要な要素であるため、第2部で最初に扱いました。第3部は事故に直接かかわる行動的側面であるリスクテイキング行動の諸側面を扱っています。第4部では、近年関心が高まりつつある交通行動の社会的側面に焦点をあてています。最後の第5部では、交通行動研究を踏まえて、よき車社会を創造するためのアプローチについて、教育的対策と車両・道路を含めてのシステム的対策の概略が述べられています。
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