

エンデ作『モモ』に登場する“時間どろぼう”はこう言う。
「人間の時間を手中におさめれば、無限の権力をにぎることができる。」
しかし、時間はいかなる意味において権力といえるのか。
「時間を節約する」とはどういうことか、そもそもそれは可能なのか。
時間がもったいない、と余暇にたくさんの娯楽をつめこもうとするのは果たして私たちの本意なのか、
それとも?
「近代的、進歩的」な時間の使い方とは?
本書では、時間にまつわる古今東西の事象を題材に、こうした疑問をさまざまな切り口から考えていく。
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