

幸福度白書が描くものは、35のOECD加盟国と6つのパートナー国における幸福の予測とリスクである。すなわち、現在の幸福成果と未来の幸福のための資源を、50の指標の最新データと2005年以降の経時的データによってとらえる。2005年以後、人々の幸福には多くの前進がみられたが、それを相殺するように複数の側面で後退が認められた。シリーズ4冊目の本書は、不平等の多面性を示し、様々な側面にわたって達成と機会の格差が拡大していることを示した。年齢、性別、学歴による格差が存在し、どの加盟国にも大きな不平等を示す領域が存在した。また、移民が新たな生活に適応する際に直面する多くの不利益にも目を向けた。さらに、市民の目からガバナンスを検討し、公共機関と利用者の間の乖離を明らかにした。最後に、各国の幸福における強みと弱み、及びその経時的変化を検討した。
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