晩年の石橋湛山と平和主義 脱冷戦と護憲・軍備全廃の理想を目指して/姜克實

本書は、戦後における石橋湛山の思想的価値の究明を目的とするもので、二〇〇三年に完成した戦後湛山の第一構想―小日本主義的戦後復興構想―の研究（１）に続く、その第二構想―「日中米ソ平和同盟」―に焦点を当てるものである。時期的には首相になるまでの前者に続き、一九五七年首相引退後から亡くなるまでの、石橋湛山の晩年にあたる。

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