1830年代から第一次世界大戦までのイランとヨーロッパ諸国の関係を、「金融」を基軸に検討。イランが1830年代に被った“西洋の衝撃”は、英・露による銀行設立など、金融と不可分に結びつき、イラン史の画期をなす立憲革命など政治過程の諸現象は、特に金融面から的確に描くことができる。世界的に見ても、本書の目的とする水準に達している先行研究は皆無であり、イラン・欧米・旧ソ連にも存在しない。ペルシャ語、ロシア語、英語等、多くの原資料を基礎に展開した、貴重なイラン研究書。
※本データはこの商品が発売された時点の情報です。