生物がつくる〈体外〉構造 延長された表現型の生理学/J.スコット・ターナー/滋賀陽子

著:J.スコット・ターナー 訳:滋賀陽子
出版社:みすず書房
発売日:2007年02月
キーワード:生物がつくる〈体外〉構造延長された表現型の生理学J.スコット・ターナー滋賀陽子 せいぶつがつくるたいがいこうぞうえんちようされた セイブツガツクルタイガイコウゾウエンチヨウサレタ た−な− J.すこつと TUR タ−ナ− J.スコツト TUR
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内容紹介
ミズグモの巣は体外の肺、ケラの巣穴は拡声器、ゴカイの潜穴はクロマトグラフィーの場。本書は生物がつくる体外構造物の例をとりあげ、その見事な構造や生理的性質を仔細に探っていく。物質やエネルギーの流れを見れば、生物の体だけでなく彼らがつくって利用しているモノまでが、私たちの直感をはるかに超えて、デザイン・機能ともに絶妙に最適化されていることがわかるのだ。これらの構造物について知るとき、改めて進化の創造力の偉大さに感嘆せずにはいられない。進化の手が彫刻する、目に見えない意匠が見えてくる本。温度計や気圧計で「測る」ことさえできる、まぎれもなくそこにある「延長された表現型」のあれこれ。生理学ってこんなに面白かったのか。

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