朱雀院の皇女女三の宮が源氏に降嫁するも、その幼さは源氏を失望させ、さらに、六条院の蹴鞠で、柏木に垣間見られるという失態まで犯す。その出来事以来、女三の宮への思いを募らせた柏木はついに、六条院が人少なとなった隙に思いを遂げる。二人の密通により源氏は因果応報の恐ろしさに愕然とする。一方、罪の重さに苦悩した柏木は病に臥す…。物語本文を忠実に訳し、訳文と対照させ、物語本文を下欄に示す、本文対照形式。各巻末に源氏物語の理解を深めるための付図や興味深い論文を掲載。
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