無縁・公界・楽 日本中世の自由と平和/網野善彦

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著:網野善彦
出版社:平凡社
発売日:1996年06月
シリーズ名等:平凡社ライブラリー 150
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内容紹介
中世史を覆し、
網野史観を確立した代表作!

近代から古代まで遡り、駆込寺や楽市など多様な領域に、人間の本源的自由に淵源する「無縁」「公界」の原理をよみとり、身分や権力にとらわれない自由な社会の存在を明らかにする。

歴史学の流れを捉え換えた画期的名著。

解説=笠松宏至


【目次】
まえがき

一 「エンガチョ」
二 江戸時代の縁切寺
三 若狭の駈込寺──万徳寺の寺法
四 周防の「無縁所」
五 京の「無縁所」
六 無縁所と氏寺
七 公界所と公界者
八 自治都市
九 一揆と惣
十 十楽の津と楽市楽座
十一 無縁・公界・楽
十二 山林
十三 市と宿
十四 墓所と禅律僧・時衆
十五 関渡津泊、橋と勧進上人
十六 倉庫、金融と聖
十七 遍歴する「職人」
十八 女性の無縁性
十九 寺社と「不入」
二十 「アジール」としての家
二十一 「自由」な平民
二十二 未開社会のアジール
二十三 人類と「無縁」の原理

あとがき
補注
補論

都市のできる場──中洲・河原・浜
市の立つ場──平和と自治
初穂・出挙・関料
植田信廣氏「中世前期の「無縁」について」をめぐって

増補に当って




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