「オダサク」の愛称で親しまれた作家・織田作之助(1913〜47)は、「夫婦善哉」をはじめ、大阪を舞台に市井の人びとをいきいきと描いた文学作品を多く世に出した。終戦直後は太宰治、坂口安吾らと無頼派として人気を博したが、33歳の若さで急逝する。オダサクの足跡を追って大阪を歩き、馴染みの「うまいもん屋」、好んだ音楽や作品論をとおして、作家の愛した大阪の魅力を紹介する。
名作『夫婦善哉』の作者オダサクこと織田作之助。代表作を中心にゆかりの土地や店を訪ね人情の街大阪をめぐる。生誕100年記念号。
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