詐欺師の楽園/ヴォルフガング・ヒルデスハイマー/小島衛
著:ヴォルフガング・ヒルデスハイマー 訳:小島衛
出版社:白水社
発売日:2021年10月
シリーズ名等:白水uブックス 237 海外小説永遠の本棚
キーワード:詐欺師の楽園ヴォルフガング・ヒルデスハイマー小島衛 さぎしのらくえんはくすいゆーぶつくす237 サギシノラクエンハクスイユーブツクス237 ひるですはいま− ヴおるふがん ヒルデスハイマ− ヴオルフガン
金持ちで蒐集家のおばに育てられたアントンは十五歳で絵を描き始めた。完成した絵はおばの不興を買うが、屋敷を訪れたローベルトおじは絵の勉強を続けるよう激励する。実はこのローベルトこそ、バルカン半島の某公国を巻き込み、架空の画聖をでっちあげて世界中の美術館や蒐集家を手玉に取った天才詐欺師にして贋作画家だった。十七歳になったアントンはおじの待つ公国へ向かったが…。虚構と現実の境界を軽妙に突く傑作コミックノヴェル。
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