

山田耕筰の親友でもあった著者が満州引き揚げ後の昭和23年から29年にかけて県内をくまなく踏査、採譜した民謡集。南北に長く、山地に囲まれた地理的条件と、小藩分割の歴史が逆に宮崎に多様な民謡をもたらした。
南北に長く、また北西部を九州山地、南西部を霧島連山に囲まれ、また近世は小藩に分割された宮崎県は、その地理的条件と歴史的経緯から「全土としての文化は形成できなかったが、町々村々での連帯のきずなは強い」とされる。逆にそのことが民謡をはじめ多彩な民俗文化を生んだともいえ、刈干切り唄、ひえつき節、田植え唄、木挽き唄などそれぞれに全国大会が開催されている。
民謡の楽譜と解説
労働唄
行事唄
慰安唄
童唄
※本データはこの商品が発売された時点の情報です。
