

花卉の生態学や生理学は、稲、野菜、果樹など他の農作物と共通するところが多い反面、花卉特有のところも多くあります。そこで、本書では、花卉に特化した生態学や生理学をも学ぶことで花卉園芸を理解できるように努めました。したがって、今までの花卉園芸学に関する参考書とはちがい、あえて個々の花卉を論ずる各論は含めていません。しかし、生産上重要である花卉や、研究対象としてよくあつかわれている花卉については、本文に含めるようにしました。さらには、花卉生産という出口をみすえたうえで、最新の知識と技術をとりいれ、花卉をより理解できるように努めました。また、はじめて花卉を学ぼうとする人にも理解しやすいように、図、表およびそれらの説明、専門用語の解説、話題のコラムを多くいれるようにしました。
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