日本は新しい金融に対応できているのか。持続可能な金融を意味するサステナブル・ファイナンスが、世界を席巻している。目先の「利益」や「市場」などを重視してきた金融の在り方が、中長期の視点で「環境」や「社会」を優先する新しい価値観で見直され始めている。弱肉強食やむなしとする強者の論理は、弱い人も取り残さない包摂の論理にとって代わられつつある。新しい金融の指針は何か、お金の流れはどうなるのか、規制はどういう形になるのか、銀行はどういう対応を迫られるのか、などを日経新聞編集委員が最新情報にもとづいて解説。
※本データはこの商品が発売された時点の情報です。