

日本はいかにして戦争経済をマネジメントしたのか。戦争は経済的に見ると、政府による大規模な消費活動である。交戦国は経済活動によって生産した付加価値を戦争遂行に利用する。こうして軍は兵士を養い、弾薬や燃料を消費し、兵器を調達する。本書は、戊辰戦争から太平洋戦争まで日本が直面したすべての戦争をマクロ経済面から分析する初の書。明治・大正・昭和(戦前)を通した戦時経済政策の主軸を通貨金融政策にあると捉え、戦争を数字で把握(戦費、国力、動員兵力)し、国際比較を行う。
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