イタリアの伝統刺繍「プント・アンティーコ」の日本初の技術書。プント=ステッチ、アンティーコ=古代の、との名を持つこの刺繍は、布の織り糸を数え、糸を抜いてかがりを入れるドロンワークやハーダンガー刺繍の祖であると伝えられています。幾何学模様のステッチは、まるで石の彫刻のような美しい刺繍作品に仕上がります。かつて職人から職人へと技術が口伝で伝えられる中で、一度は「美しすぎて誰にも教えたくない」と、その文化が途切れかけたこともありました。伝統文化を復興するため、現地で普及に努めているブルーナ・グッビーニ女史に師事した著者が、日本の皆さまに丁寧な写真解説でお届けします。本から離して使える大判図案つき。
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