自己注射のデバイスといえば,糖尿病患者が扱うインスリン注射用やアナフィラキシーショックを引き起こすリスクが高い患者が扱うアドレナリン注射液(エピペン ? )がこれまでありました.最近ではバイオ医薬品の開発により,関節リウマチをはじめとした自己免疫疾患、骨粗鬆症、成長ホルモンなど在宅自己注射を行う患者背景は多様です.また,自己注射用のデバイスには,シリンジタイプ,ペンタイプ,オートインジェクターの形態があり,それぞれの取扱い方法や注意点は異なります.
薬剤師には,初めて自己注射を行う患者さんの不安を取り除けるような指導・情報提供はもちろん,長く自己注射を行ってきた患者さんの“慣れ”が生み出すトラブルも事前に察知できるような聞き取りや働きかけが求められます.
そこで本特集企画では,それぞれのデバイスを図鑑のように“見てわかる”形式でまとめました!
I.自己注射デバイスを使いこなす! 〜手技説明・フォローアップ入門〜
1.なぜ,自己注射が行われるのか?
2.できる! 自己注射デバイスと処方監査&調剤
3.患者に合わせたデバイスの選び方
4.自己注射デバイス使い方の伝え方
II.Step UP! 自己注射の「どうしよう?」「困った!」を解決する
1. インスリン製剤の保管
2. 注射針の交換,注射部位
3. 勤務先・外出先での自己注射
4. 災害・非常時の備え
III.徹底図解! 自己注射デバイス
1.自己注射ってなんだ? デバイスのしくみ
2.使い方の伝え方がわかる! デバイス図鑑
・糖尿病治療薬(インスリン製剤・インクレチン関連薬)
・自己免疫疾患・多発性硬化症・乾癬
・骨粗鬆症治療薬
・成?ホルモン
・アナフィラキシー補助治療薬
▽連載
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