どんなに時代が移り変わっても、食料は人間の生活に不可欠である。しかし、科学技術の進歩や流通・消費形態の変化はいまや食料の安定供給を脅かしつつある。地球号に乗船している消費者と、その消費者の健康のために、食料はどうあるべきなのか。どうすれば安全、品質、安定供給、サービス、安さといった消費者ニーズが満たされるのか。本書では、世界の中の日本を念頭に置きながら、わが国の食料需要の現状と課題、そしてそれを解決すべき政策の課題について、消費者とともに考えている。
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