

現在、20代30代の若いビジネスパーソンにとっては当然のものとなっているアメリカを中心とする新自由主義経済、株主資本主義は、実は、ほんのこの数十年のパラダイムに過ぎない。それ以前は、米国においても、顧客、従業員、地域の利益も、株主の利益と同様にとらえるステークホルダー資本主義が主流だった。現在、株主資本主義の必然として、格差の拡大と環境破壊がグローバルに広がっているが、それは、資本主義そのものの宿命だとは言い切れない。さまざまな資本主義の形が、これまでも存在したし、現在も模索されている。
※本データはこの商品が発売された時点の情報です。
