

簿記・会計の初歩的教科書において「取引」を説明する際には、交換取引、損益取引および混合取引から説明するのが一般的である。交換取引は損益の増減をもたらさない取引であり、資産、負債、純資産(資本)だけで成立する取引であるとされ、簿記・会計の出発点とされている。果たしてそうであろうか。商品を購入するという取引はこの商品に便益価値を見出したということであり、現金を支払うということは何らかの犠牲を払ったということではないだろうか。本書は、取引の背後には深層的な構造が潜在し、この深層構造が会計理論において最も重要なものであり、理論構築の出発点は深層構造におくべきであると主張するものである。
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